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大日本帝国は、何世紀にもわたってすこしずつ頽廃と崩壊をつづけていた。だがその事実を理解している数人の人間もまたここにいた。帝国の滅亡を回避するだけでなく、さらにそれを第一銀河帝国へと発展させるために必要な学問 「心理歴史学」 を完成させるため、我々は日夜文化と人間への探求を進めるのだ!!
Posted by - 2024.04.20,Sat
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Posted by watanavader - 2008.09.03,Wed
2008年「ハンコック Hancock」(92min)

僕がスーパーヒーローものに求める全てがここにある!
(ちなみにバットマンとかは「ダークヒーロー」カテゴリーになりますんでまた別)

 ・スーパーヒーローは義務感に目覚めなければならない
 ・スーパーヒーローは人々に求められなければならない
 ・スーパーヒーローはメインテーマが鳴り響かなければならない

いい感じにクリアしてくれたよ!「前編」までは!
そうなんです、ハンコックは実質2部構成だったんです!問題は「後編」。
つ、つまらねぇ・・・。てゆうかそんな話こっちは頼んでもいないという話が急遽展開。え?よく分かんなかったんだけど今のトコ。なんの映画だったっけコレ?まさに「デッド・フォール」並みの面白さ(注1)!!!

いやいや待て待て。どう考えても有り得ないという事実に対してこそ、「それが有り得る理由」を考える必要があるんじゃないのか!?
という事でなんとかあの「後編」を盛り込んだ作り手の意思を考えてみよう。まず気になる点としてはハンコックが拘る「鷲」(あれ鷹だったっけ?まぁいいや鷲で)
鷲といえば・・・合衆国の国章であるから、やはりハンコックは米国を表していると考えるべきか。「昔は仲間がいたが、今はもういない」というのは超大国がアメリカっきりになったという事で、80年前に記憶を失ったという事は世界恐慌以降のアメリカの戦争が大儀を持てなくなった事を意味するのかもしれん。これはアメリカンウェイの喪失という事だな。で、唯一のハンコック以外の生き残りで、ハンコックより強い「女」というのはかつての女王の国 英国を表すのだ。そうするとアメリカを意味するハンコックが黒人というのもまた意味を持つはず。ハンコックが始めに捕まえる相手が日本人ではないアジア人というのも、現状、もしくはこれからの相手を示唆しているものなのか!最後にハンコックを追い詰める相手が「人心を誘導する相手」というのは宗教的力の悪用の脅威を意味するはず。
つまりかつて世界を統べていた英国はその力を捨てた、もしくは失ったと。そして残った唯一の大国アメリカことハンコックがその守り手としての役と義務を受け入れるという話なのか。そしてその任には多大なる犠牲と崇高な覚悟が必要なのだ・・・と。

よし、何か深い意味の隠された映画だった事が分かってきたぞ。いかにもアメリカ的な職業のPRマンが、ボランティア意識を企業に求め周っているところもダイレクトすぎる意味が含まれるはずである。そして最後に登場する「月」これはもう・・・

いやもう無理です。これ以上は思いつけません。僕はかっこいいスーパーヒーロー映画が観たかっただけなんです。前編だけでよかったんです!★★

 
そうそう、セロンさんは本気出すときはビッチメイク、ビッチファッションになります。
あと人間のアレが人間のアレにつっこめる事が出来るなんて知りませんでした。

(注1)前半はびっくりする程面白いが、後半はびっくるする程つまんないの意。
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Comments
痛み(※1)に耐えて
よく頑張った!感動した!

(※1) 期待していた物事が結果そうでなく、思いのほか落胆する事。
またそれにより大なり小なり傷ついた状態。


いやホントよく頑張った!
Posted by litt - 2008.09.04,Thu 09:30:59 / Edit
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(注意・心理歴史学はSF小説「ファウンデーション」に登場する学問です)
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