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大日本帝国は、何世紀にもわたってすこしずつ頽廃と崩壊をつづけていた。だがその事実を理解している数人の人間もまたここにいた。帝国の滅亡を回避するだけでなく、さらにそれを第一銀河帝国へと発展させるために必要な学問 「心理歴史学」 を完成させるため、我々は日夜文化と人間への探求を進めるのだ!!
Posted by - 2024.04.24,Wed
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Posted by watanavader - 2008.09.29,Mon



2008年「アイアンマン Iron Man」(126min )


僕的に今年最大の本命(だった)作品がついに上映!行ってきたぜぇ。

端的に言うと不満だ。いや面白かったのは面白かったんだけどさぁ。何だろうなこの物足りなさというのは。「インクレディブル・ハルク」や「スパイダーマン」の1作目の時と満足感が似てるかも。これら3つの作品に共通するのはラストの戦いが一番つまらないという事だ(こん中ではハルクが一番マシ)。逆にそこまでは凄い面白いんだよ!今回もマーク1を作り始めるまでのテンポの早さは素晴らしいもんだった。

なにしろトニーは悩まない。常に「もう考えている」感じはこのキャラの天才性と天然性をよく出してる。ロバート・ダウニーJr.はまさにハマリ役としか言いようがないなぁ。もう他に考えられないですよ。頑張って監督に自分から売り込んでモノにした役だけの事はある。歳をとりすぎていると断られかけても、食らいついたそのガッツは完全に昇華されてます。

キャラ同士の掛け合いも面白かった。あまり好きではないグウィネス・パルトロウとてもチャーミングである。あ、ジャービス(AI)の声ってポール・ベタニーだったんか。今気付いたが上映時間も2時間以上あると思わなかった。90分ぐらいの短さに感じたよ。それほどテンポがいい。

それなのにラストが盛り上がんないんだよなぁ。1つには最初からパワー負けしているガッカリ感。2つには戦いがガンガン殴りあうだけ。3つ目は実力勝ちでもなんでもないところ。うーんやっぱここだ。このラストさえなんとかしてくれたら本当にいい気持ちで劇場を後に出来たんだよ!予算の問題かなぁ。

いや、やっぱトニーに比べてアイアンマンのキャラ付けもちょっと足りないと思う。それはヴェイダーの呼吸音とか、ロボコップの動き方とか、スパイダーマンのポーズとかそういう事なんだが。例えばアイアンマンの真似!ってちょっと難しいって事ですよ。なんか他のキャラと差別化できるキャラ性が弱いんじゃないか?それは細かいメカディティールを描くというのとは違う。そんな難しい事じゃなく、音だけとかでも出来た事なんじゃないか?ゴーストバスターズでバックパックの核電池スイッチを入れた瞬間の「ゴギュウゥゥン」という音だけで、あのニュートロン・ガンのただ事でなさがよくでていたような、そんな間接的なキャラ演出に欠けていたんじゃないだろうか?

しかしこの作品が米で大ヒットというのは良く分かる。現実で誰が世界に武器を売っているのかはもう分かっている。そんな状況の中、大声で「もうこんな事は止める!」と叫んだトニーにスカッとしたのは当然だろう。その対処も「さらに強い武器を作って」「ぶっ壊しに行く」と見事なまでのアメリカンぶりである。やっぱどうしても対処療法になってしまうのな(笑)

★★★でも続編は凄い楽しみですよ。あんな終わり方した以上、もうただ兵器を壊す戦いでは済まないからなぁ。
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Comments
2時間以上には
思えなかった、確かに!

ラストの戦い、「○○対策は?」までは好きだったけどなー。ケーススタディーのあるなしが雌雄を決する!…と思ったら、そんなに効いてなかったという(笑)。

メカ感すげえカッコ良かった。高性能すぎて静か、なのでは。でも特色つけるとしたらやっぱり音だよね。

ロバート・ダウニーJr.あんま好きじゃなかったけど見方変わりました。
グウィネス・パルトロウもカワユスでしたっす。
Posted by litt - 2008.09.30,Tue 04:06:47 / Edit
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