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大日本帝国は、何世紀にもわたってすこしずつ頽廃と崩壊をつづけていた。だがその事実を理解している数人の人間もまたここにいた。帝国の滅亡を回避するだけでなく、さらにそれを第一銀河帝国へと発展させるために必要な学問 「心理歴史学」 を完成させるため、我々は日夜文化と人間への探求を進めるのだ!!
Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by watanavader - 2008.06.17,Tue
とスラング辞書Urban Dictionaryに登録されちゃいました。4番目。ちなみにネタバレてますので。

2008年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
        Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull」(124min)

なんつーか郷愁に満ちた作品だった。いろんな意味で。

しかし過去3部作にはあったある種の感動はなかったと言うしかない。スピルバーグの演出にはもちろん何の不満もないのでラストまで楽しく見れる。金をかけた超絶絶景群は凄いし、体のキレは鈍ったが経験値の半端ない感じの老練インディもかなり好きだ。しかしやはり制作の滞った原因である脚本が人から人へと移り変わった事の弊害がどうも出ているようで、シナリオが色んな所で納得いかない事になっている。観終わって不思議点続出。でも思えば、僕は好きな「最後の聖戦」だって当時は「もうインディもダメだな」などと言われていたものだが、いつのまにか旧3部作はまとめてそれなりに受け入れられているので、本作も最終的にはシリーズに馴染んでしまうだろう。

しかし本作の「謎」の扱いは明らかに旧作のそれとは違う。1本目の「レイダース」を観た時、アークの正体をそのまんま「神秘」とした事は当時からちょっと驚いたものだったし、それは後の2作も同じであった。「謎」へたどりつくまでの罠や謎はあくまで理屈的なものであったのだ。一見神秘の力で首が跳ね飛ばされるような罠でも、きちんとカラクリが存在し、その回避方法は伝説の中にあったりという理屈で過去作は出来ていた(「魔宮」はまぁ魔術ですけど)。しかしだからこそ最後の「謎」が理屈を越えて、その奇跡を見せる瞬間に感動がある訳です。「究極の力」「富と栄光」「永遠の命」に理屈はいらないのだ。本作「クリスタルスカル」ではその神秘にまで理屈をつけてしまった。

いや理屈をつけた事が本作の問題ではないのかもしれない。「神秘」は神秘でもそれが我々のものかどうかという事が実は最も重要だったのではないか?我々の歴史の中の神秘であるならば、つまりそれは人間賛歌という事につながるからだ。クリスタルスカルは本質的に異物であるが故、その謎が解明されても感動につながらなかったのではないか?どうもそんな気がします。

サソリは大きいほど毒が弱いって本当?信じるよ俺。★★★


 イラストはインディと関係ねぇです。
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(注意・心理歴史学はSF小説「ファウンデーション」に登場する学問です)
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